家族会議で改葬(お墓の引っ越し)・墓じまいの意思が決まったら、具体的な手続きに進めましょう。
現在使用している墓地(移転元)の管理者(霊園管理事務所や寺院など)にも改葬の意思を伝えて、今後の手続きについて確認しましょう。
墓地管理者に相談するタイミングや、スムーズに話しを進めるために、はじめにお伝えておくとよい情報について分かりやすく解説します。
墓地管理者に相談するタイミングは?
相談する時期について、決まりがあるわけではありませんが、改葬の意思が決まったら、早めに相談すると良いでしょう。
移転先のお墓がまだ決まっていなくても、事前に相談することはできます。
墓地によって手続きや墓所の返還条件などが異なるため、早い段階で確認しておくと、その後の準備をスムーズに進められます。
はじめに伝えるとよい情報
次の項目をはじめにお伝えすることで、打ち合わせがスムーズになります。
- 相談者の名前と使用名義人との続柄
- 墓所の区画番号、登録している電話番号など(使用者を特定するための情報)
- どのご遺骨を改葬する予定なのか
- 現在のお墓を継続して使用するのか、返還するのか
これらの情報を伝えておくことで、墓地管理者から今後の手続きについて具体的な案内を受けやすくなります。
相談のポイント・心構え
ポイントは『感謝』の気持ちを忘れずにお話しすることです。
特に寺院墓地の場合、長年にわたってお寺とのお付き合いを重ねてきた方も多いでしょう。
檀家を離れることになる場合など、寺院側にとっても寂しいことかもしれません。
改葬する理由や、今後の供養方法について確認や提案を受けることもあるでしょう。
これまで大切な故人様を見守っていただいたことに対する感謝を忘れず、丁寧に対応しましょう。
改葬手続きチェック項目|移転元のお墓
墓地管理者から手続きに必要となる書類や、手順のご案内をいただけると思いますが、チェック項目として以下を参考にしてください。
【改葬許可申請前】
- 改葬許可申請書の埋蔵証明の記載・押印を依頼する方法
- 墓地管理者が把握している故人様の情報(住所、氏名、死亡年月日、火葬の場所、火葬・埋葬の年月日など)
- 埋蔵証明書を別途発行してもらう場合の依頼方法
- 墓地管理者との手続きに必要な書類
- 墓地管理者との手続きに必要な費用
- 墓所を返還する場合、撤去工事を依頼する石材店の連絡先や指定業者の有無
- 手続きの順番
- スケジュールの目安
【改葬許可申請後(許可を受けた後)】
- お墓からご遺骨を取り出す作業の依頼と日程
- ご遺骨の取り出しや閉眼法要に用意するもの
- 作業費用、法要費用など
- ご遺骨を持ち帰るときに必要な梱包材など
改葬の意思を伝えた後も、墓地管理者には申請手続きやご遺骨を取り出す作業など、さまざまな場面でご協力をいただくことになります。
これまでお世話になったことへの『感謝』を忘れず、一つひとつ丁寧に準備を進めていきましょう。
(行政書士登録手続き中) 