移転先のお墓を用意しよう|お墓選びのポイントは?

改葬(お墓の引っ越し)をする際に必要となるのが、ご遺骨の移転先となるお墓です。
これからお墓を用意される方に向けて、お墓選びのポイントをわかりやすく解説します。

お墓選びの主なポイントは次の5つです。

  1. お墓の形態
  2. 供養の形態
  3. 自宅からの距離
  4. 経営主体の種類
  5. 環境

近年では様々なタイプのお墓が選べるようになりました。
それぞれ【屋外型】と【屋内型】とがありますので、比較検討してみるのも良いでしょう。
主なタイプを紹介します。

①代々墓|一般墓所・芝生墓所など

従来のお墓のタイプで、家族で入るお墓です。
代が続く限り承継して使用ができる「使用権」を購入します。

使用期間|永代(代が続く限り承継できる)
区画の広さ|約0.36㎡〜10㎡超まで様々
維持費|必要(年間管理料など、区画の広さに応じて異なる場合が多い)

②夫婦墓

ご夫婦で入るお墓。
パートナーと入れるタイプも探せるようになりました。

使用期間|一定期間(例:30年など)使用したのち、合祀されるタイプが多い
区画の広さ|コンパクト
維持費|一定期間は必要なケース、あらかじめ管理料相当を支払うケースなど様々

③合祀墓|永代供養墓・樹木葬など

不特定多数の方と共同で入るお墓です。
・初めから合祀される
・一定期間、個別に保管されて、最終的に合祀される
・個別(または夫婦など)に保管されて、合祀されない
など、時代のニーズに合わせて様々なタイプが増えています。

使用期間|永年
石碑等の有無|プランにより異なる
維持費|不要

従来のタイプですと、故人様ごとにその都度、供養を執り行うことができます。

合祀墓タイプですと、墓地の管理者が合同供養を施してくれる形式が多いです。
故人様ごとの供養も申し込める形式もありますので、確認してください。

将来の「墓じまい」を見越して、永代供養に切り替えられるタイプも現れてきました。

せっかく遠くのお墓を近くに移すのですから、自宅からの距離も大切です。
思い立ったら気軽にお参りに行ける距離で探しましょう。
車の運転をやめられた時に、公共交通機関で支障なく行けるかどうかもポイントです。

墓地は永続性が求められますので、一民間企業が墓地を経営することはできません。
地方自治体、宗教法人、財団法人に分かれます。

公営霊園|地方自治体が管理する墓地

比較的安価で購入することができる反面、人気で申込者が多く、抽選で当選しないと利用できないところが多いです。

民間霊園|宗教法人・財団法人が管理する墓地

現在、募集されている多くの霊園がこのタイプになります。
宗派不問のところも多いですが、法要はその宗教法人に依頼することが条件になっている場合もありますので、チェックポイントです。

寺院墓地|宗教法人が管理する墓地

お寺の檀家になることを前提としています。
日々、ご住職様が手厚く供養をしてくれたり、ときには悩みの相談にのってくれたりと、心の拠り所としての存在になり得るお墓です。

陽当たりや水はけなどの自然環境、墓地近隣の施設、騒音など、現地に行かないと分からないこともあります。
感じ方は人それぞれですので、正解があるわけではありませんが、気になることがないか確認してください。

それぞれの墓地・霊園で特色のあるお墓がたくさんあります。
近年では、お墓を持たない供養方法として、『海洋散骨』や『手もと供養』といった選択肢も増えています。
お墓は何度も買い替えるものではありませんので、じっくり検討してください。

将来的に、そのお墓に誰が入り、どのような供養をしたいのか。
ご家族の希望に沿った選択ができるといいですね。